お片づけの業者選びに迷ったら考えたい2つのポイント
一括見積もり遺品整理本当に信頼できる業者を自分で選ぶのは、難しいことではありません。きちんとポイントを抑えることで、信頼できる業者とめぐり合える確率が格段に増します。遺品整理の業者選びに迷ったら、是非参考にしていただきたいポイントをまとめました。
私たち e イーセイリにご依頼いただく場合、皆様からお問い合わせいただく内容は多岐に渡ります。
多くのご依頼の中で多いお声が「業者が多すぎて選びきれない」「どのような基準で選べばいいのかわからない」といった内容です。
選択肢が多すぎて選ぶことができないというお客様の中には「『お客様満足度』とか『年間 3,000 件』とかいう売り文句を見ても、それを鵜呑みにできないので困った」というお声をいただくこともしばしばです。
なるほど確かに、見積もりを一括で届けてくれるウェブサイトや、口コミサイトでもない限り、自社のウェブサイトやパンフレットを製作しているのは、業者であり、知らず知らずのうちに情報が偏ってしまっている可能性もあるのではないかと考えられます。
さらに最近では、大手通販サイトに業者に忖度をしたようなレビューが散見されることも話題となりました。
そこで今回は、業者選びにお疲れの方、どのような基準で選べばいいのかお困りの方のために、あなたが判断基準として考えた方が良いポイントをご紹介いたします。
ポイント 1:業者が本当に信頼できるかどうかを検討する
あなたが依頼しようとしている業者が本当に信頼できる業者なのかどうか確認するための方法は、実はとっても簡単だったりします。
ウェブサイトに掲載されている写真が制服を着用したものであるかどうか、そして、実際に業者にコンタクトしてみて感じの良い応対がなされているのか、そして、担当者に対して「自分が何でも聞けるような感じがするか」を判定するのが良いでしょう。
中には、口コミを検討されているお客様もいらっしゃるかと思います。
口コミは非常に参考になるものですし、お時間がある場合には一つずつ丁寧にご覧になることをお勧めします。
ただし、真偽を見極めたりする上では少しポイントがありますので、ご紹介させてください。
その情報が本当かどうか見抜くために。
突然ですが「東京にスカイツリーがある」という情報がウソの情報だったとしましょう(もちろん実際に存在していることはみなさんご承知のはずです)
仮に東京にスカイツリーが無かったと仮定すると、Twitter や Facebook といった SNS で「東京にスカイツリーがある」という情報が出回っているとします(いわゆるフェイクニュース、というものですね)
この SNS では丁寧に「スカイツリー」が存在するという証拠が画像として投稿されていることでしょう。
この時、スカイツリーが本当に存在していれば、様々な方向や、様々な天気や時間帯に撮影された画像が SNS に投稿されているはずです。
しかし、同じ画像が引用されていたり、同じ画像だけが別々の人から投稿され続けているような場合には、他の画像でもない限り「東京にスカイツリーがある」という証拠としては弱くなります。
少し乱暴な例で申し訳ないのですが、情報が本当かどうか見抜くためには、様々な視点から見ることが、とても大事だということをお伝えしたいのです。
業者選びも、ウェブサイトや口コミといった物事の一つの側面で捉えるのではなく、実際に業者にコンタクトを取るなどして相談してみると、実際に現場担当者の声で説明されるわけですから、重要なポイントとなることでしょう。
やはり、ご自身が信頼できる業者かどうかを見抜くために重要なのは、実際に担当者と接してみる事だと言えるのです。
家に見知らぬ業者さんが来るのは、やっぱり抵抗がある
とはいえ、家に見知らぬ業者さんがくるのは、ちょっと抵抗がありますよね。
昨今の外出自粛などを経験した私たちですから、なおのことでしょう。
遺品整理の業者選びにとって重要なポイントとして、やはり「相見積もり」は欠かせない要素です。
しかしながら、業者を選んで相見積もりを依頼するということは、複数の業者の担当者が現場を調査に尋ねるという事になります。
最近は、配達記録の残るゆうパックなどで鍵を預かって、現場の下見を行うという業者もあるようですが、なかなか見ず知らずの業者さんに実家の鍵をゆだねたくないところです。私だったら嫌です。
そこで、一括見積もりサービスを利用するという手段が可能性の一つとして有効なのです。
ポイント 2:相見積もりをとって、比較する。
信頼できる業者が見つかれば、その業者一本で依頼するのが良いでしょう。
ただし、なかなか信頼できる業者に出会えなければ、相見積もりで比較するのがオススメです。
一括見積もりサービスのからくり
遺品整理に限らず、一括見積もりサービスは運営している業者が利益を獲得するために、存在しています。
そのため、サービスの運営上のコストを捻出しなければなりません。
こうしたことが、ある種のバイアス、色眼鏡として結果に反映されているケースがないという保証はどこにもないわけです。
他のサービスの内容等については、詳しく存じ上げませんが、私たち e イーセイリは適切な競争を最も重視しています。それは、ご依頼いただくお客様にとって、もっとも重要なポイントだと考えているからです。
そのため、特定の業者さんを優先するとか、売り上げを特定の業者さんに集中させるということはありません。
これまで 2,000 件以上(2020 年 3 月現在)の一括見積もりをお出ししてきましたが、その中で、やはり得意な分野のある業者さんというのは、傾向として存在します。
こうした業者さんの特色は口コミなどでも確認することは可能かもしれませんが、掲載されている口コミが、果たして的を射たものであるのかどうか、何より、あなたの整理しようとしている物件の状況と似ているのかどうか、など参考にならないケースも多いように感じます。
そこで、あなたに本当に適した業者である必要性をもっとも重要視した結果、価格決定の要素を約 120 段階にまで細分化した上で、e イーセイリの独自基準で参加企業を選定しています。
立会い不要で概算見積もりに対応
立会い不要で概算見積もりに対応できる業者も多数登録されています。
LINE 社のビデオ通話や、Facebook 社のメッセンジャーを利用したり、iPhone をお使いの方であれば FaceTime でお見積もりの取得を行なっていただくことができます。
こうした立会い不要での概算見積もりも今後は重要視されていくことでしょう。
一括見積もりで現れる業者の本質
一括見積もりを実際に取られた方のご意見で多いのが「こんなにも値段と項目で違いがあるのか!」というお話です。
一体どういうことなのでしょうか。
総務省行政評価局が 2020 年 3 月に『遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書』を発表しました。
急速に発展する遺品整理業界では、光が強くなるほど、影が濃くなるように、悪徳業者の存在も比較的多く耳にします。
そこで、行政として遺品整理の実態を把握するために関係当局や対象機関への調査が行われたのです(以下引用を参照してください)
2 対象機関 (1) 調査対象機関
消費者庁、環境省、国家公安委員会(警察庁)、経済産業省、国土交通省
(2) 関連調査等対象機関
独立行政法人国民生活センター、市町村(41。東京都の特別区を含む。)、 関係団体(2)、遺品整理サービス事業者(69)
3 担当部局
行政評価局 管区行政評価局(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州) 沖縄行政評価事務所
この調査は、遺品整理に関して詳細に検討されており、遺品整理関連の情報を探されている方は一読の価値があるものですが、専門の業者ではないと、読み解くのが難しい箇所もあるかと思います。
詳しくは割愛しますが、今回の話題で注目すべきは、当社結果報告書の「見積書の記載事項の具体例」の部分です。
以下に報告書に「表 6 見積書の記載事項の具体例」として紹介されているものをご紹介します。
あくまでも参考としてご覧ください。
(なお、以下の表は調査結果報告書をまとめるにあたって整理してまとめたもので、形式は元の見積書と異なっていると言及されている点に注意してください)
遺品整理見積もり例 1
品目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
作業基本料金(2tトラック換算) | 6 | 台 | ¥80,000 | ¥480,000 |
分別梱包費 | 6 | 台 | ¥3,000 | ¥18,000 |
撤去作業費 | 1 | 式 | ¥25,000 | ¥25,000 |
花材品処分費 | 1 | 式 | ¥80,000 | 別途実費 |
家電品処分費 | 1 | 式 | ¥30,000 | 別途実費 |
仏壇処分費 | 1 | 式 | ¥45,000 | ¥45,000 |
諸経費 | 1 | 式 | ¥11,360 | ¥11,360 |
合計(消費税8%込み) | ¥625,709 |
遺品整理見積もり例 2
品目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|---|
遺品・不用品整理代行 | 30 | ㎥ | ¥6,000 | ¥180,000 |
リサイクル品(家電4品目) | ||||
冷蔵庫 | 1 | 台 | ¥7,000 | ¥7,000 |
テレビ | 1 | 台 | ¥5,000 | ¥5,000 |
オプション(交通費) | ¥10,000 | |||
買取り品(サービス料金と相殺) | ||||
洗濯機 | 1 | 台 | Δ500 | Δ¥500 |
テレビ | 1 | 台 | Δ2,000 | Δ¥2,000 |
家財一式 | 1 | ー | Δ5,000 | Δ¥5,000 |
合計(消費税8%込み) | ¥210,060 |
遺品整理業社によって異なる品目や単価
上でご紹介した見積もり例のように、遺品整理業社によって、品目や単価が大きく異なることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
これらは、同一現場に対して出された見積もりではありません。
しかしながら、大まかに傾向がわかります。
簡単にするために、一番上の金額だけを検討してみます。
まず、遺品整理見積もり例 1 では、作業の基本料金を 2t トラック換算で算出しています。
しかし、遺品整理見積もり例 2 では「遺品・不用品整理代行」として立米換算されています。
30㎥(立米)ですと普通サイズの 2t トラック(ロングではない)で、3〜4 台分になるでしょうか。
仮に 2t トラック 1 台 10㎥ と計算した場合、遺品整理見積もり例 1 の作業基本料金 2t トラック換算 6 台は、60㎥ となり、単価は 1㎥ あたり 8,000 円になります。
これらはあくまでも一例であることに注意しなくてはいけませんが、遺品整理の基本料金という大きな品目だけでも表記や金額に少なからず差が生まれていることに注意しましょう。
金額だけで見れば、見積書からわかることはとても多くあるのです。
見積もりを取って比較するのは金額だけではない
ここまで、相見積もりを取ることによって、その見積書の内容から金額面や作業の内容について、多くの情報が得られることをお伝えしてきました。
主に金額についてお伝えしてきましたが、相見積もりのメリットはこれだけではありません。
実際に、見積書の体裁や、問い合わせでやり取りを行った時に印象という点も判断基準になるのです。
これは、ポイント 1 としてお伝えした「本当に信頼できる業者なのかどうか」を判断する上で、あなたに取って良い判断材料となることでしょう。
お片づけの業者選びに迷ったら。
お片づけの業者選びに迷ったら是非考えていただきたいポイントをまとめると、以下のようになります。
- 本当に信頼できる業者かどうか
- 相見積もりを取って、業者を金額・対応で見極める
この 2 点を守ることで、信頼できる業者と出会う可能性が格段に増し、あなたの想像通りの遺品整理作業が可能になります。
業者選びに迷った際には、是非参考にしてみてください。
なお、当社 e イーセイリでも遺品整理の一括見積もりをお取りいただけます。
是非ご利用ください。