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遺品整理・空き家対策の専門家をご紹介

遺品整理を業者に依頼すべき人、依頼すべきでない人

一括見積もり遺品整理

遺品整理の業者を選ぶために重要なことは、遺品整理を行うにあたって費用を捻出するだけの価値があるのかどうかです。業者が提供する情報が中心となるインターネットでは、本当に消費者が知りたい情報が欠如していると言わざるを得ません。

遺品整理は 2010 年代ごろから急速に発展している業界です。

遺品整理という職業にいち早く注目し、遺品整理士という資格を管理する「一般社団法人遺品整理士認定協会」によれば、優良企業として登録されている企業は全国に 863 社あります。

現代の「遺品整理」は、古来より形見分けのような形で行われてきました。

江戸時代などは、高価な着物を中心として、生前愛用していた故人の品を信仰のあった方に差し上げる風習がありました。身近に故人の品を置いたり、身に着けることで、故人を偲ぶという目的だったようです。

時代は変わり、現代では超高齢社会へ日本が突入したことに加え、晩婚化・少子高齢化という流れにより、遺品整理は、だんだんと親族によるものではなく、サービスとして提供されるものになってきました。

遺品整理に依頼する主な理由として、以下のようにまとめることができます。

  • 賃貸物件退去まで日がなく、遺品整理をする時間がない。
  • 親族が亡くなった後に多量に残された遺品に困っている。
  • 貴重品や権利書などの重要な書類がどこにあるのかわからないので、探して欲しい。
  • 親族関係者や縁者と疎遠であり、遺品整理を自分たちで行わず、リスクを避けるために第三者である業者に依頼したい。

といった内容です。

遺品整理は、身寄りのない方のものだという誤解

最近は少なくなってまいりましたが、遺品整理を身寄りのない方のものだという誤解はまだ一定の数あるようです。

確かに、第三者である業者が、故人のお部屋を片付けるという文脈では、独り身の方のためのものであるという印象を持たれる方も少なくありません。

しかしながら、遺品整理サービスを運営する私たち e イーセイリの業者の中で見ると、特殊清掃を必要とする孤独死などの現場数と、一般的なお部屋を片付けるという意味での「整理」の現場数では、大きく差があり、孤独死現場よりも、一般的なお部屋のお片づけであることが多いのです。

遺品整理は費用対効果で選ぶ

ここまで、遺品整理サービスは一般的なお部屋のお片づけ業務を行うことを指し、必ずしも独り身の方に提供するサービスではないことをお伝えしました。

ここからは、遺品整理を実際に依頼すべき人と、依頼すべきでない方の違いについてご紹介し、今後遺品整理をお考えの方にとって参考にしていただきたいポイントをまとめます。

費用対効果

まず、少し堅苦しいお話になりますが、費用対効果について見てみます。

遺品整理はお金を払ってサービスを提供していただくことですから、サービスへの対価として数十万〜数百万の金額を捻出するだけの価値があるのか、という問題があります。

最近は、遺品整理のサービス提供業者もブログを書くなど情報提供に努めていますが、やはり業者目線での見解に終始しているケースが目立ちます。

遺品整理価格の決定要素

費用対効果をご説明する上で、遺品整理の価格がどのように決まっているのかを理解することはとても大切です。

しかし、遺品整理の価格相場は本当に多種多様で、一概に比較検討できるものではありません。

概算で 20 万円〜数百万円という開きがあります。

では遺品整理の価格は、いったいどのように決まっているのでしょうか。

誤解を恐れず簡潔にお伝えすると、以下のようなポイントになります。

  • 部屋の間取り
  • 残された遺品の量
  • 買取やリサイクルが可能な遺品の量
  • 搬出・分別などの作業量
  • 搬出経路(階段やエレベーターなど)

以上 5 つになります。

整理する部屋が多ければ多いほど人件費も必要となり、見積額も高額になることは言うまでもありません。

ポイントとなるのは、残された遺品の量と買取やリサイクルが可能となる遺品の量です。

仮に 20 万円の見積もりで作業を開始した場合にも、数年使用した家電・家具や、貴重品や絵画といった買取できるものや、資源としてリサイクル可能なものを相殺することで、20 万円の見積もりから、買取・リサイクルによる値引きが行われ、16 万円程度となるようなケースもあります。

さらに、公営団地などでエレベーターが設置されていないようなケースでは搬出に時間と労力が割かれ、同じく高額となることでしょう。

遺品整理を費用対効果で選ぶには、以上のような価格決定の方法についてまず理解しておく必要があります。

遺品整理を費用対効果で選ぶには

遺品整理を費用対効果で選ぶためには、以上の知識を踏まえた上で、あなたが遺品整理を行おうと考えておられる物件が、大体、いくらくらいの金額で依頼することができるか、把握することから始まります。

手前味噌で恐縮ですが、この目的を解決するために、私たち e イーセイリは、遺品整理の一括見積もりサービスをご提供しています。

優良企業のみ登録されている e イーセイリの一括見積もりをご利用いただくことで、実際にご自身の物件の作業にかかる費用がどのくらいかかるのかを、事前にお知らせした上で、決定していただきたいと言う気持ちがあります。

遺品整理にかかる費用から、メリットはどのようなものであるのかをご自身の目で見極め、なおかつ、ご自身にあった業者を選ぶために、遺品整理企業の各担当者からの見積もりで信頼できるかどうかを判別することは比較的容易なのです。

遺品整理を依頼すべき人、そうでない人

これまで、遺品整理を主に費用対効果という側面から検討してきました。

そこで、最後に、遺品整理を依頼すべき人と、そうでない人について、検討するべきポイントをご紹介します。

まず、第 1 に見積もりをとって、自分の物件が大体どのような金額で行うことができるのかを調べることです。

次に、その取り寄せた見積もりを見て、どれだけの費用がかかるのかを見ます。

このうえで、依頼すべき人とそうでない人を判断すべきポイントをお知らせしたいと思います。

依頼すべき人

家族の関係性や、疎遠であることなどを考えず、依頼すべき人とは、まず第 1 に親族全員で遺品整理を行うだけの時間や人数が確保できない場合です。

当たり前のことではありますが、遠方である実家を整理したり、階段だけの団地で、親族や関係者のみで遺品整理を行うことは現実的ではありません。

さらに、怪我をしてしまうリスクも存在します。

この意味で、遺品整理を依頼すべき人とは、現在お困りの多くの課題を解決したい方であったり、実家の片付けを決断された方、となるでしょう。

つまり、サービスとしての遺品整理についてご家族で納得された場合には、遺品整理は有力な選択肢となります。

遺品整理を依頼するメリットとして、自分たちが動くことなく、信頼できる業者に搬出や査定をお願いし、時には現状復帰やリフォームといった作業までお願いすることができます。

こうしたワンストップ型でお部屋の片付けをサービスとして提供する業者は増加傾向にあるため、相談してみるのが先決です。

相談したとしても、その業者に頼まなければいいわけですから、相談してみるというのは、現状のご自身の状況を第三者に相談することになり、現状把握としてもお勧めできます。

ただし、注意すべきなのは、本当に信頼できる業者なのかどうか、です。

ご経験をお持ちの方も多いかと思いますが、こうした業者の営業担当者が笑顔で接客して、契約をしても、サービスに納得がいかなかった、というケースは残念ながら少なくありません。

こうしたリスクを避けるためにも、e イーセイリは一括見積もりサービスを展開しているのです。

依頼すべきでない人

依頼すべきでない人というのは、少々語弊がありますが、遺品整理を「まだ依頼しなくても良い」とご理解ください。

依頼すべきでないのは「未だ決断ができない」というように決断ができて出来ていない方のことです。

ご実家に業者が入り、ご実家を空にするような作業を行うわけですから、自分気持ちの整理がつかないうちに作業を依頼してしまえば、単純に寂しい気持ちになるだけではなく、後悔をしてしまうことでしょう。

固定資産税が多額だとか、賃貸物件で家賃が発生しているというような状況ではない限り、ご自身で決断する前に思考停止で遺品整理を依頼すると後悔することになりかねません。

そのため、ご自身でも依頼しようかどうか迷っている場合には、まず情報収集や、自分たちで実家の今後について検討していくのが良いでしょう。

遺品整理は決して急いで決断すべきものではないということを知っておいていただきたいと思います。

全てはあなたの気持ちの整理がつくかどうかが最も重要なことだからです。

後悔だけはしてはなりません。

加えて、他人に自分の両親のものを触られたくない、というような方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も、そういった思いが非常に強い人間です。

他人に作業を依頼するなんてとんでもない! とお考えの方は、まず重要なものだけでも自分で管理するように家族で話し合ってみることをお勧めします。

とはいえ、プロではない一般の方による遺品整理は困難を極めます。

例えば、家庭ゴミの取集日や、粗大ゴミの収集などについても、自分たちのスケジュールが合わない、といったケースもあることでしょう。

そこで、家族の話し合いと並行して、信頼できる遺品整理業者を見つけることを行なっていただきたいと思います。

ポイントは、制服を常に着用して作業や見積もりに当たっている業者であるかどうか、そして、電話対応が良い業者かどうかです。

見積もりを取る際にも、仏壇に手を合わせたりするかどうかは最低限チェックしておきましょう。

遺品整理を依頼すべきか、依頼すべきでないかは、自分自身の感覚・感情を信じてみる

結局のところ、遺品整理を依頼すべきかどうかは、あなたご自身が、どのようにしたいのかを明確にすることから始まります。

時に数十万円以上となる遺品整理のコスト支払うだけの価値があるのかどうか、それを相見積もりなどを取ることによって、現状を把握し、ご面倒でも情報を自分たちで探すことはとても重要です。

また、一括見積もりサービスを展開している私たちがこのようなことを申し上げるのは憚られますが、一括見積もりサービスは、あくまでもお試しであり、あなたの遺品整理に対しての現状把握の術の一つです。

そのため、私たちのサービスに限らず、他社のサービスの担当者のいいなりで、進めることのないようにしていただきたいと思います。

ここまでこの記事をお読みいただいた方なら、インターネットによって多くの情報が提供されていることはすでにご存知のはずです。

ご自身が納得した遺品整理を行うためには、適切な情報を集めて、ご自身の状況に照らし合わせ判断することが最も重要なことなのです。